おしゃれへの近道:勉強熱心なお客様のケース

パーソナルスタイリストの髙尾香織です。突然ですが

おしゃれになるために必要な素質ってなんでしょうか?

 

考えてみれば、いろいろあると思います。「おしゃれ」の定義自体、個々人によって違うことを考えると、様々な要因が関わってくるでしょうが、不可欠なものを挙げるとすれば、技術(スキル)センスではないかと思います。

このうちセンスというのは、時間と経験の積み重ねで育てられるもので一朝一夕には身につけられません。色彩やデザインに関する才能も関わってくるでしょう。人によって評価が大きく異なるのもこのセンスの部分ですね。

しかし、おしゃれをスキルの一種と捉えてみると、誰もが努力によってある程度のレベルまで到達できるといえます。ファッションに関する知識やテクニックを習得する訳ですので「技能」といってもいいでしょう。

ファッションセンスが感性や感覚だとしたら、技能・スキルは理性を使って実践的に体得するもの。おしゃれにはそんな側面が確かにあると思います。スキルというからには、一握りの才能ある人だけが持ち得るものではなくて、誰でも学べば身につけることができます。

そうすれば、どんな人でも長い年月をかけずに「おしゃれな人」への近道を歩けるんじゃないかと思うんですね。

そんな考えを体現するかのようなお客様がいらっしゃいました。トップページのスタイリングのご感想を書いてくださったK.D.様(40代男性)です。

その記事中でも触れましたが、最初にスタイリングのご依頼を頂いたのが1年少し前でした。ファッションカウンセリングと、夏・冬のワードローブチェック、数回のショッピングアテンドを経て、記事タイトルのとおり「50人以上からおしゃれを褒められる」までに。

しかも、褒められる内容がとても具体的なんです。

「色使いが絶妙ですね」「とてもこだわりを持って洋服を選んでいますよね」のような的を射たコメントを、K.D.様が以前からお洒落でセレブっぽいと感じていた方からも頂けたそうなのです。また職場では、ファッショナブルだと評価されるK.D.様に嫉妬しちゃうお洒落好きの若者もいたとか。

褒めれられる量のみならず実質が伴っているというわけですネ。

さて1年間のうちにK.D.様に何が起こったのでしょうか?

下の写真(左)は、去年の秋に、K.D.様にリピートのショッピングでお会いした時のものです。

お仕事帰りでしたのでジャケパンスタイルでいらっしゃいました。ジャケット、シャツ、パンツ、バッグ、靴すべてベーシックで何気ないコーディネートですが、配色のバランスもよく、華奢でありながら逆三角形のK.D.様の体型が生かされたシルエットになっているかと思います。(私ではなくK.D.様自力のセレクトです)

theory201403

 

以前のK.D.様のお写真がないので十分にお伝えできないのが残念ですが、最初にお目にかかった時にはなかった「きちんとお洒落」な印象に、小さいことの確かな積み重ねを感じました。

そして、写真(右)は、K.D.様がファッションに関する知識を纏めるためのノート(K.D.様曰く『高尾ノート』・・汗)で、スタイリングやカウンセリングの中で私がお伝えしたことが、几帳面なK.D.様の字で細大漏らさず整理されています。しかもこれは清書で、メモ用ノートはまた別にあるとのこと。

この熱心さ、私も見習わなくてはと思ったくらいです(^^;

K.D.様の言によると、ファッションについて教えられるうち、おしゃれを学ぶこと自体が面白くなったようなのです。

お教えしたことはどれも高度なテクニックではなく、基本的なことです。

  • お似合いになる色やデザイン
  • ベーシックカラーとは何か
  • 配色の基本的なやり方
  • 小物の合わせ方
  • お手持ちのお洋服が「着せられた感じ」になってしまったのは何故か
  • NGなのはどんなアイテムでそれは何故か

…etc. 順番にお伝えしていきました。

それらを忠実に守って、ワードローブを見直し、お洋服選びをされていった結果、すごい速度で「おしゃれと言われる人」になられたのですね。

私が推察するに、K.D.様にとってファッションが面白くなった理由は、おしゃれもルールを知って実行していけば、確実な成果が出るというポイントじゃないかと思います。これって、おしゃれに限らず、他のスキルも同じことが言えますよね。

そうしてスキルを高める練習を積んでいくことで、今度はセンスのほうも身に付いていくと思います。

私は、誰もがおしゃれでなければならないとは思っていません。生きる上で服は必要ですが、おしゃれでなくても命に関わることはまずないでしょう。人生において何を一番大事にするかは人それぞれの価値観であり、自由なのですから。K.D.様のようにファッション・スキルの向上に意欲的に取り組む方もいれば、服装には無頓着でも充実した生活を送っている方もいます。

けれども、おしゃれが楽しめる自分になったり、K.D.様のように「おしゃれを学ぶこと」自体が楽しめるようになったりすることは、毎日服を着る私たちの人生を、きっと豊かにしてくれます。

K.D様のようにスキル習得として楽しむことは、おしゃれになるために誰もが持てるスタンスですね。

 

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