40代・大人の女性の失敗しないジャケットの選び方

ジャケットを着た女性

前回の記事

では、大人の女性にジャケットをおすすめしたい理由とコーディネートの幅広さを書きましたが、普段使いでジャケットの着回しの効く状態にするには、まずは要となるジャケットの選択に失敗しないことが最重要・・ということはきっと言わずとも賢明な読者様は予測できているかと思います^_^

そんなわけで選び方のポイントをお伝えします。

◾︎ 大人カジュアルのためのジャケット選びのポイント

1. 似合うシルエット・似合うサイズ感

ジャケットに限らないポイントですが、やはりこれを外すと素敵なジャケットスタイルが作れません。ご自分に似合うジャケットのシルエットやサイズ感を、そもそも考えたことがない方も多いかもしれませんね。(私もそうだったのです・・)

考える際には骨格診断の知識をぜひ活用してくださいね。ウェーブタイプの私は、流行のオーバーサイズのジャケットは今ひとつ着こなせません。丈の長いものも決まりにくく、ウエストがシェイプされていないストンとした箱型シルエットも、そのままでは格好よく着られないんです。

さらに、小さめに作られたSかXS=ジャストサイズという純粋なサイズの問題で、紺のダブルジャケットが欲しいと思ったところで、上の条件を満たすものを既製服で見つけることは私の場合はほとんど無理。なのでオーダーという選択になりました。

 

2. 程よくカジュアル、程よくきれい目

逆に言うと、カジュアルすぎず、堅すぎないジャケットがおすすめです。

とはいえその「程よく」が漠然として分からないかもしれませんね。

具体的には、形はベーシックで、生地に変化のあるジャケットが簡単かと思います。デザインきれい目、生地カジュアル、という意味の「程よくカジュアル、程よく綺麗め」ですね。

では生地のカジュアル度・きれい目度ってどうやって判断したらいいんでしょうか?

例えば、就活中の学生さんが着ているリクルートスーツ。その上着だけを使ってカジュアルコーディネートを作ることって難しいです。あのスーツ特有のツルっとした生地(梳毛(そもう)と言います)で黒の無地、変哲のないテーラードというデザインだと、ジャケットとして単品使いしようとジーンズとTシャツに合わせてみても「スーツの上着」感が消えないのでジャケットだけが浮いた感じになってしまうことが多いです。組み合わせを変えて着回すとすれば、スーツときちんと感の面で差があまりないボトムやインナーになってしまうので、結局はそんなにカジュアル化できないんですね。

この逆の例として、入学式でお母さんが着ることの多いツイードのノーカラージャケットのスーツをイメージしてください。このスーツの上着は、リクルートスーツとは違って、ジーンズ&Tシャツに合わせても違和感が出にくいです。これは、生地がツルツルではなく、凸凹した表面効果のあるものというのが大きいです。ツイードだけではなく、冬用の起毛したフランネルや、夏によく着るリネンなども独特の素材感があるもので、カジュアルダウンがしやすい生地です。

説明が長くなりましたが、コーディネート次第でカジュアルダウンもできるジャケットというのは、かっちりきれい目すぎないというのがポイントです。

◾︎ ジャケットを選んだ理由とコーディネート例

これを踏まえて、私の手持ちジャケットとコーデ例をご紹介します。

こちらは2年前の春にオーダーしたジャケットです。

上の写真では分かりにくいのですが、下を見ていただくと、ブルーとグレーの糸で織られているので表面に色のムラがあります。この素材感と、コットン100%という素材がカジュアル度を上げているのですね。

前回のコラム(40代・大人の女性のジャケットの着こなし)でご紹介した、紺ブレ風ジャケットよりももっとカジュアル度が高いものですが、ジャストサイズの仕立てがきちんとしたジャケットですので上で説明したように、形はきちんと、素材はカジュアルの一枚です。

さて次にコーディネート例です。

*その1* 比較的きれい目に寄ったコーディネート。

ボトムに使ったワイドパンツとスカートがきちんとした生地・デザイン、トップスは両方ともカットソーでややカジュアルですね。ジャケット投入によりきれい目感が高めに感じてもらえるかと。

*その2*カジュアルダウンのスタイル。

ボトムがパンツとスカートの違いがありますがどちらもデニム。左はパンプスに革バッグですが、右はスニーカー&トートバッグのため4つのうちで最もカジュアルです。でも、「何だかフツーのカジュアル」にならないのは、ジャケットが効いているからです。こういうミックスのテイストが個人的に好みなのもあり、このジャケットを作った頃から、普段着にジャケットを取りれることがとても増えました。

ではもう一つ、違う生地感のお気に入りジャケットをご紹介します。

こちらはネイビーと、光沢のあるカーキの糸で作られた生地でできています。ズームアップしなくてもちょっと個性的な質感であることがわかっていただけるでしょうか。

デザインはノーカラージャケットですが、肩にフリンジのようなラインが入っていたりしますが、カジュアルすぎないのがポイントです。

ところで「カジュアルすぎるジャケット」ってどういうもの?と疑問を抱かれて当然なので探してみました。ジャケットでもデニムジャケット(Gジャン)やライダーズジャケットがカジュアルなのは説明するまでもないと思いますが、これはどうでしょうか?

ユニクロより引用)

リネンブレンドノーカラージャケットという商品名の通り、リネンとコットンの混紡の質感はカジュアルです。ただ、短い着丈やステッチやボタンのつけ方などデザインの方も全体にカジュアルなのですよね。ジャケットというよりは雰囲気はブルゾンに近いかと思います。このジャケットを使ったカジュアルコーデは簡単にできるのですが、きれい目側によせるコーディネートがしにくいかな、という意味でこのコラムでおすすめしている「程よくきれい目」とは少し違うかと思います。

では、私のノーカラージャケのコーディネート紹介です。

*その3* チノパンと、チノ素材のスカートを合わせて。

*その4* ロゴTを合わせたコーディネート。

どれもカジュアル度高のコーディネートなので*その3*と*その4*で違いはありませんが、やはりジャケットのおかげで40代に相応しい雰囲気のスタイルにできたかと思います。

◾︎ まとめ

前回の記事からのポイントをおさらいしましょう。

  • ジャケットは、大人女子の体型をカバーしつつおシャレにきめやすい優秀なアイテム
  • 実はコーディネートの幅が広いので普段着にも取り入れられる
  • 選び方ポイント1:サイズ感とシルエットの似合うものを
  • 選び方ポイント2:程よくカジュアルなジャケット=形はきれい目、素材に変化のあるものなら探しやすい

前回の最初に書いたように、ジャケットは私にとってもなぜか苦手なアイテムでした。でもスタイリストとしてこれではいけないと、師匠に相談してもらったアドバイスが「カオリーヌ自身がいろんなジャケットを見て、できる限り着てみることよ」でした。それで2年ほどは、本格的なテイラーでオーダーで作り、既製服も買って、それにがっつりと向き合った私的なジャケット強化年間でした。やってみた結果は・・・本当に良かったです。特に、オーダーメイドはそれなりにお金がかかるので、一回作ってしまうと逃げられません(笑)それに信頼のおけるテイラーさんが誠実に作ってつくってくれたものなので、着こなせないとしたら私の力不足、と考えてトライ&エラーを繰り返しました。それでわかったことは、ジャケットの価値や魅力、悩める大人にとって助けになるアイテムだということでした。

ここを読んでくださっている方は私のようなスタイリングのプロではない方を前提にしていますので、私のようなエネルギーを傾けるゆとりも必要もないとは思いますが、もし少しでもジャケットに興味を持ち着てみたいと思われたら、ぜひ私のノウハウをご利用いただきたいと思います。

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著者紹介

髙尾香織ポートレート

パーソナルスタイリスト 髙尾香織



東京都内で買い物同行、骨格診断やパーソナルカラー診断を取り入れたコーディネートの個人レッスン、ビジネスパーソンのためのイメージコンサルティングなどのサービスをしています。

「自分で自分を素敵にできる人」を増やすため、おしゃれのベースにあるロジックを分かりやすく実戦的にお伝えしていきます。


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